概ね事実
中国の習近平指導者による訪米に同行した企業人代表団の顔ぶれから、AI大手のDeepSeekとMoonshotの関係者が外れていたことが分かった。2026年7月31日、ワシントンで開かれた米中貿易全国委員会との懇談会に出席した代表団の顔写真から両社関係者の姿が確認されておらず、中国がAI分野の中核人材を海外に放出しない「保護」に動いているとの観測が浮上している。
代表団には複数の中国企業のトップが参加したが、DeepSeekおよびMoonshotの関係者は含まれていなかった。両社は中国のAI業界を代表する存在であり、訪米行事への不参加は意図的な選択との見方を促している。
関係筋の間では、中国当局がAI分野の重要人物の海外渡航に慎重な姿勢を見せているのではないかとの見方が広がっている。米中間の技術覇権競争が激化する中、中核となるAI人材を米国側に接触させない狙いがある可能性が指摘される。
ただし、両社が不参加だった明確な理由は確認されておらず、当局の指示によるものか、企業側の判断によるものかは現時点で明らかになっていない。
同懇談会は中国企業の米国代表者らと米中貿易全国委員会の間で開かれたもので、代表団の様子を写した写真には出席メンバーが記録されている。こうした行事への企業トップの出席・欠席は、中国側の対米姿勢を測る指標として注目されることが多い。
本件については、代表団からのAI大手2社の不在と当局による人材保護の観測は、概ね事実と評価できる。