概ね事実
京畿道の半導体メガクラスターでは、 Samsung Electronics と SK hynix の生産拡大に伴い工業用水の需要量が急増し、将来的に不足量が生じるとの予測が出された。これを受け、京畿開発研究院(GRI)は河川水・下水・廃水の再利用拡大を解決策として提言する報告書を発表した。具体的な需要量・不足量の数値は公表資料の画像に基づく予測として示されているが、本記事ではその詳細数値には踏み込まず、出願元の報告書の存在と提言内容を伝える。
報告書によると、平沢・華城など京畿南部地域に集積する半導体クラスターでは、 Samsung Electronics と SK hynix のファブ新設・拡張により工業用水の需要が今後大幅に増える見通しだ。現行の供給計画では対応しきれない不足が予測されるとしている。
研究院は不足分の賄い方として、(1) 河川水の直接利用、(2) 下水処理場の処理水(再生水)の工業用水としての再利用、(3) 廃水の高度処理による再利用、の3本柱を挙げた。特に再生水は気候変動による水源不安を和らげる手段として重視されている。
半導体の洗浄工程は大量の超純水を必要とし、水資源の確保は立地競争力に直結する。京畿道は韓国半導体生産の中核地域であり、水需給の制約は Samsung Electronics ・ SK hynix 双方の増産計画に影響を与え得る。
一方で、再利用水の導入には高度処理施設への投資やパイプライン整備などコスト面の課題があり、研究院は道・中央政府・企業間の役割分担と早期計画策定を求めている。
結論として、半導体メガクラスターの工業用水不足という指摘と下・廃水再利用の必要性という提言は、公表された報告書の内容と整合しており、本件は概ね事実と判断される。