概ね事実
英国では電気自動車(EV)の走行コストが、ガソリン車やディーゼル車と比較して最大9分の1まで安くなっていることが、専門メディアCarbon Briefのマイル当たりコスト比較分析で示された。同社は「最大で」(up to)という条件付きでこの数値を提示しており、コスト優位の幅は充電場所や電気料金の条件によって変動する。
Carbon Briefの比較チャートによれば、家庭用充電器で夜間に充電した場合など、最も有利な条件下ではEVのマイル当たり走行コストがガソリン・ディーゼル車の9分の1まで下がる可能性があるという。出所となった記事自体が「up to」で数値を限定しているため、コスト差が常に9分の1になるわけではなく、状況に応じて差は縮まる。
なお、英政府は別途、2000万ポンドの充電設備投資を柱とした「Government powers up electric vehicle revolution with £20 million chargepoints boost」という報道資料を公表しており、EV普及に向けた充電インフラ拡充の動きも背景にある。
EVの走行コスト優位は、家庭充電か公共充電か、電気料金の時間帯など複数の条件に依存する。最も不利な条件下では差が縮小する可能性があるが、出所記事の限定的な表現を踏まえると、主張の誇張は部分的なものにとどまる。
EVの走行コストは最も有利な条件下でガソリン・ディーゼル車の最大9分の1に達するという主張は、概ね事実と評価できる。
Verdict: 概ね事実