韓国のモバイルAIエージェントが、スマートフォン操作能力を競うベンチマーク「AndroidWorld」のリーダーボードで、グーグルおよびマイクロソフトのエージェントを上回る位置に付いている――こうした主張について、本紙は一次資料12件の精査を通じて検証を実施した。その結果、リーダーボード画像を含む確認資料の範囲で、主張の核心部分が裏付けられた。
ソーシャルメディアや国内報道を通じ、「韓国のモバイルAIエージェントが、グーグルとマイクロソフトの競合製品を押しのけた」とする主張が拡散していた。検証では、AndroidWorldのリーダーボードを掲載した画像資料(androidworld_leaderboard.png)をはじめとする一次資料12件を確認対象とした。
確認したリーダーボード画像では、韓国発のモバイルAIエージェントが、グーグルおよびマイクロソフトのエージェントより上位に掲載されていた。モバイルAIエージェントは、LLMを基盤に端末上のアプリ操作やタスク遂行を自動化する分野とされ、AndroidWorldはこうしたエージェントの性能を横断的に比較するベンチマークとして位置づけられている。
本検証で確認した資料の範囲では、該当エージェントの具体的なスコアや順位の数値、開発元の社名まで断定することは控えた。また、リーダーボードは継続的に更新される仕組みとされ、確認時点の順位関係がその後も維持されることを保証するものではない点には留意が必要だ。
総合すると、「韓国のモバイルAIエージェントがグーグル・マイクロソフトを押しのけた」とする今回の主張は、概ね事実と判定された。