米国と中国が自動運転分野で攻勢をかけているとの主張をめぐり、本紙は関連する1次資料12件を基に検証作業を実施した。技術開発から実用化までをめぐる両国の競争は、AIや半導体、車載コンピューティングを手がける韓国業界にとっても無視できない動きとなっており、本紙日本語版は検証の経緯と論点を以下の通り伝える。
今回検証したのは、「米国・中国が攻勢をかける自動運転」という主張だ。骨子は、自動運転をめぐる技術開発と商用化の競争において、米中両国が他に先んじる形で攻勢を強めている、というものである。調査では、主張を構成する状況が1次資料12件の中でどの程度確認できるかを収集・照合し、主張と資料の整合性を確認した。
精査の結果、米国と中国が自動運転分野で攻勢を進めているという主張の方向性を支持する記述が複数の資料から確認された。その一方で、両国の取り組みの進捗や規模を示す細部には資料間で幅が見られ、主張のすべての部分が等しく裏付けられたわけではない。この点が、判定を全面的な裏付けとはしない留保付きのものとする根拠となった。
自動運転は、演算用半導体やセンサー、車載向けコンピューティングといった、本紙が主にカバーするAI・半導体・PCハードウェア分野と接点の多いテーマである。主導権をめぐる競争が米中の間で進む場合、関連サプライチェーンにおける韓国勢の立ち位置にも影響が及びかねず、政策と技術の両面での動向追跡が引き続き求められる。
以上の検証を踏まえ、本紙は「米国・中国が攻勢をかける自動運転」という当該主張を概ね事実と判定した。