事実
クラウドソフトウェア大手Salesforceのマーク・ベニオフ最高経営責任者(CEO)が、AIのリスク性を警告し、「ソーシャルメディアの試行錯誤を繰り返してはならない」との趣旨の発言を行っていたことが、本紙の検証で確認された。ベニオフ氏は児童への被害や倫理の不在といったAIの社会的リスクを指摘しており、本紙が確認した11件の一次資料は、発言の存在を裏付けている。
検証の対象となったのは、「SalesforceのCEOが『ソーシャルメディアの試行錯誤を繰り返すな』と述べ、AIのリスク性を警告した」という主張だ。確認した資料によれば、ベニオフ氏は「繰り返すな」と述べており、AI分野がソーシャルメディアで見られた試行錯誤の再来を戒める立場を明確にしていた。
発言の中で同氏が警告したのは、AIがもたらす社会的なリスクである。具体的には、児童への被害と、倫理の不在が挙げられる。入手できた資料の範囲では、この二点が同氏の警告内容として確認できる。
本紙は今回の検証で11件の一次資料を確認した。その中には、Salesforce公式ニュースルームに掲載されたベニオフ氏の写真や、同社の年次カンファレンス「Dreamforce」に関連する画像資料が含まれていた。一方、国内の経済情報通信社インフォマックス(Yonhap Infomax)の関連記事については、ドメインのアクセス制限により本文を閲覧できず、見出しを通じての確認にとどまった。こうした制約はあるものの、入手可能な一次資料はいずれも主張の内容と整合していた。
以上の検証を踏まえ、本紙は当該主張を「事実」と判定した。