概ね事実
国連のアントニオ・グテレス事務総長は、核兵器の惨禍が国際的な安全装置によって防がれてきた歴史に言及し、人工知能(AI)にも同様の安全装置が必要だと訴え、米中両国に対話を促した。
グテレス事務総長は、人類が核の惨禍を回避できたのは国際的な規範と安全装置のおかげだったと指摘し、AIについても急速な発展に見合う安全装置の構築が急務だと強調した。同氏は、特に米中两大国に対し、AIをめぐる対話を進めるよう呼びかけた。
米中両国はAI分野の主導権をめぐる競争において世界的な影響力を持つ存在であり、両国間の意思疎通と協力がグローバルなAI安全措置の成否を左右するとの認識が国際社会で広がっている。
国連を取り巻くAIガバナンスの議論は、先進的な大規模言語モデル(LLM)の普及と半導体・GPUを中軸とする計算インフラ競争の激化を背景に、ここ数年で一層加速している。技術の越境性から、特定一国の規制だけでは対応が難しいという指摘が続いており、国連のような多国間の場での枠組みづくりが注目されている。
本件の主張は関係資料の確認を踏まえ、概ね事実と判断された。