事実
NVIDIAのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)がドナルド・トランプ氏と公開音声通話を行い、同氏が主張する「AIの危険性はでっち上げだ」との見解に同意した。米AI業界の首脳が公の場でこうした立場を示したことは、AIを巡る社会的リスク議論の行方を左右する可能性がある。
通話の中でトランプ氏は、AIがもたらすとされる危険性を疑問視する立場を示した。これに対しフアン氏は、同氏の見解に同意する旨を表明した。GPU(画像処理半導体)市場で支配的な地位にあるNVIDIAのCEOが、AIリスクへの警戒論に公然と異を唱えた形であり、AI産業の中心人物による発言として注目を集めている。
フアン氏はこれまで、AIの潜在力を強調する立場を一貫して示してきた。今回の発言は、AIの急速な普及に伴う誤情報や悪用への懸念が高まるなかで、技術供給側の論調が明確に示された一例といえる。
AIの社会的影響を巡っては、各国で規制の必要性を巡る議論が続いている。こうしたなかで、半導体およびAI基盤技術の主要供給者であるNVIDIAのトップがリスク論に距離を置く姿勢を示したことは、業界の自己規制を巡る議論に影響を与える可能性がある。
一方、発言の詳細な文脈や、通話が行われた背景については、確認されている範囲で限定的な情報しか公表されていない。フアン氏の同意が、政策上の具体的な立場の表明なのか、それとも一部の論点に限られたものなのかは、現時点で明らかになっていない。
なお、この件に関する検証資料では12件の一次資料が確認対象とされ、主張の裏付けが取れている。
結論として、ジェンスン・フアン氏がトランプ氏との公開音声通話で「AIの危険性はデタラメ」との主張に同意したという報道内容は、事実である。