事実
サウジアラビアの政府系ファンド、公共投資基金(PIF)と台湾の電子機器受託製造大手Foxconnの合弁により、新興自動車メーカーが設立されたことが明らかになった。同社はEV(電気自動車)ブランド「Ceer」として展開される。
サウジアラビアは石油依存からの脱却を掲げ、EVやスマートモビリティ分野への投資を積極化させている。PIFは外国企業の誘致と国内産業育成の両面で主導的な役割を果たしており、製造業で豊富な実績を持つFoxconnとの提携はその一環とみられる。
Foxconnはグループ企業の鴻海精密工業を中核に、スマートフォン等の電子機器組立に加え、半導体事業への参入も進めており、自動車のEV化・電装化の流れと親和性が高いとされる。
韓国のSamsung ElectronicsやSK hynixなど半導体メーカーにとって、中東市場での電動車向けチップ需要の拡大は追い風となる可能性がある。一方、競合するEVメーカーの台頭は、グローバル自動車サプライチェーンの再編を加速させる要因となりうる。
新興メーカーの設立は、サウジアラビア政府のビジョン2030に基づく経済多角化施策として位置づけられており、今後の生産計画や販売戦略の詳細が注目される。新興自動車メーカーがサウジPIFとFoxconnの合弁会社である点については、事実である。