概ね事実
韓国の半導体業界が2025年、対中貿易収支で3年連続の赤字を脱し、277億ドルの黒字を記録した。半導体輸出の急増が韓国全体の対中貿易収支を反転させる主導役となったもので、政府は2025年の対中貿易収支を−112億ドルと見込んでいる。
韓国の対中貿易収支は過去3年間、赤字に沈んでいたが、2025年には半導体を中心とした輸出拡大により277億ドルの黒字へと転換した。半導体単体では、中国向け輸出が対中黒字の主軸を担う形となった。
政府がまとめた2025年の対中貿易収支見通しは−112億ドルであり、半導体を除く品目では依然として赤字構造が続いているとみられる。半導体の黒字が全体の収支を下支えする構図が鮮明になっている。
半導体による黒字反転は、AI需要を背景にしたメモリ関連輸出の伸びに支えられていると説明される。ただし公表資料からは、半導体以外の対中輸出競争力の低下や収支構造の改善には至っていない点が読み取れる。
今後の対中収支の持続性は、半導体市況と中国側の需給動向に左右される可能性があり、政府・業界ともに構造改善の余地を残している。今回の対中黒字反転については、概ね事実と判断される。
Verdict: 概ね事実