事実
中国のAIスタートアップ・ディープシック(DeepSeek)の開発者が、米アンソロピック(Anthropic)によるAI市場の支配を、第二次世界大戦期にヒトラーが原子爆弾を先制独占することに例える発言を行った。同発言は南華早報(SCMP)の報道により伝えられた。当該発言の全文はログインが必要な閉鎖型の生態系内の文で確認が難しく、SCMPのスクリーンショットを通じて内容が把握された。
発言者は、単一企業がAI技術を独占的に掌握する事態を、歴史上の核兵器独占の例えを用いて強く批判したとされる。アンソロピックが閉鎖的な形でAIの支配権を握ることは、極めて危険な先例になるとの趣旨の主張だと伝えられる。
発言が掲載された文はログインを必要とする閉鎖型のプラットフォーム上にあり、直接のアクセスは不可能だった。このため内容の把握は、SCMPが公開したスクリーンショットに依拠している。発言の完全な文脈については、現時点で限定的な情報しかない。
中国のAI企業を巡る米中間の覇権競争が激化する中、主要開発者によるこうした露骨な比喩は、AI開発のあり方を巡る対立の先鋭化を映し出すものといえる。ディープシック開発者の発言は事実だ。